成績表がもどってきた時の親のちょっとした心がけ
みなさん、成績表が戻ってきた時どんな言葉を子どもに声をかけていますか?
テスト同様、成績表が戻ってきて親に見せるときの瞬間!
これにより一つのきっかけになると私は思うのです!
キッズメンタルトレーニングで行なっている事があります。
それは成績表を渡されて、子どもはどんな感情を抱いているか?という観察です。
マンツーマンのレッスンの子には単刀直入に1教科1教科のヒアリングをしていきます。中学生は細かく、小学生でもその子に応じた方法で進めていきます。
ここではまずは「どうしてできなかったの?」の反省のような内容ではなく、どんな事をこの教科で考えているか?などを引き出していく言葉をかけていきます。
あ~。この子は意外とこの教科が嫌いではないんだわ♪とか
評価は悪くはないけれど、先生がきらいで楽しく取り組めていないみたいだわとか。
子どもがその教科に抱く「感情やイメージ」が見えてきます。
しかし、お母さんへはこの言葉掛けが非常に難しいようです。
「もう本人であきらめてしまっていますね」とか
「会話しているうちに、ついついそれなら、もっとがんばりなさいと言ってしまいました・・」とか。
「お兄ちゃんは算数好きなのにどうして嫌いなのかしら?と言ってしまいました」とか。
子供が言われて回答のしようがなかったり、ときにやる気さえなくなるような一言を、ついお母さんは口走ってしまっているみたいです!
それから、少し注意が必要なのが
「あら!すごいじゃないの!」という結果への褒め言葉。
子どもは褒められるのは嬉しいです!
確実に褒めることはとても大事ですね!
子どもより有頂天になる喜び方はちょっと要注意かもしれません。
なぜなら、自分が有頂天になりすぎて「観察すること」を忘れてしまうからです。親が喜ぶから勉強をするのではなく「良い評価をとるのがうれしい!」と子ども自身が嬉しいと感じる事が大前提です!
納得しているのかな?
それとも不満足なのかな?
そんな子どもの気持ちを置き去りにして、結果のみを見て喜ぶのは、ときに危険な方向に行くときがあります。そのときはよくても、後々その親の喜びが、次の必要以上のプレッシャーに感じる子もいるので、長い目でみると要注意。
成績は自分がどうしたいかが肝心で、親が喜ぶからとりたいのではないんです。そこをお忘れ無く~♪
そして、大事にしたいのが
先生がコメントして下さった良い所。
「学校でもこんなにがんばっているんだね!お母さんも嬉しいわ」
こんなことは、お母さんが嬉しいと素直に伝える良いチャンス!
ここは数字の評価より、うんと褒めてあげたいですね!
親の私たちが成績表を見たときは、必ず子どもの表情を観察できる「ゆとり」をもつ気持ちで、深呼吸でもして成績表を見てみると良いかもしれませんね(*^^*)
成績表というのは、評価の良い悪い前に、子どもの表情が出やすいタイミングなので、観察を続けると、だんだんその子の表情などが見抜けるようになり、日頃の子どもとの関わりも、少し上手になりますね。
観察上手は、子育て上手!
是非このチャンスにお母さんがトライしてみてくださいね!