感情的な子どもの対処法~怒りをどう受け止めるか~キッズメンタルスポーツ
こんにちは!
突然ですが、こんな人はいませんか?
「試合中、すぐカッカしてしまうという人」
私も過去テニスの試合で対戦する相手が、そういう人だったりすると、
ちょっと見た目は怖いけど、「ラッキ~♪」と思っちゃうわけです!
だって、自分で勝手に怒って、勝手にプレーが乱れて負けてくれちゃうんですから。笑
キッズメンタルトレーニングでも
「うちの子はすぐプレー中にカッとなってしまうことが気になります。」というお子さんをお持ちのお母さんからの相談があります。
練習中ならまだ取返しはつきますが、試合中にそんなことをしてしまうと、自分のプレーもチームプレーであれば周囲にも悪い影響を与えてしまいます。
メンタルトレーニングをうけたいという親御さんから話を聞くと、この「感情的になる」という事が一番のきっかけだった、という親御さんもいるくらいです。
では感情的になることは悪いことなのでしょうか?
元々もっている「感情」を自分自身で知るということ、これはとても大事な事です。
特に最近の子供たちは感情を表現できない子供が多いと感じます。
何を隠そう、私も感情を表に出せないでいる子供でもありましたが、「感情を殺す」ことを決してその子にとって良いものではなく、ストレスがたまり、自分を見失ってしまいます。
メンタルケアが必要な人の多くは、そういった自分を殺す癖を持った人が多かったりします。
ですから、「感情を表に出して、自分がどう思っているか、どう感じているか?」を自分でも理解することは決して悪いことではなく、むしろ良いことだと私は思っています!(^^)
まずは向かい入れることから始まります。
そのうえで、 やはり感情を表に出すということは、ときに周囲の人たちの気持ちは後回しになってしまうことなり、ときに相手を傷つけてしまったり、気分を悪くさせてしまうしてしまうこともある事を本人が知っておかなくてはなりません。
ことさら、試合中であれば、感情を表に出した結果、「自分やパートナー・チーム全体のパフォーマンスを落とす」ことにもつながってしまうのです!
では、そんな人はどうしたらよいのでしょうか?
それは簡単です!
「感情のコントロール」ができるために「感情の出す方向性」を意識する事です。
トレーニングを積んでいけば、「その方向・出し方」が上手になり、いずれ感情のコントロールができるようになります。
単純に「怒ってはいけない」と伝えても解決策になっていません。
トレーニングやセッションを進めていると、自分を「客観的」にみていくので、意外のすぐに
そのよろしくない自分の行為に気が付くものです!(^^)
「怒りはあるけど、この行動はまずい」となるのです。
それには、一方的に「駄目だ」と伝えても本人の「理解」が必要です。
その感情は別のところにもっていけばいいのです!
それができるのが、「感情のコントロール」につながります。
トレーニングではそういうワークをしていきますが、
これができるようになると、試合中でも、また子供であればお友達同士でも、またおとなであれば、仕事の場面でも、乗り切れなかった場面ですんなり乗り切れるようになります!
怒りも大きなパワーです。
感情のコントロールをして、その大きなエネルギーをパワーに変えていきたいですね!