児童にさせたくないスポーツの現状~なぜ私たちはスポーツをするのか②~
こんにちは!ふわ凛♪です。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
先日少年サッカーの試合で残念な試合がありました。
あるTチームは全員3年生。Bチームほぼ4年生でした。
これまでその大会で両チームはほかのチームに圧勝してきました。
いわば決戦でした。
いざ、試合が始まりましたが、Bチームのプレイスタイルに愕然としました。
Tチームに対し、今までとは完全に違うプレイスタイルできたのです。
そういうと聞こえはよいですが・・・。
プレイを変えてきたのはTチームを脅威に感じていたからでしょう。
それでも、何かプレイの仕方に違和感を感じて見ていました。
足を引きずる選手、ひじで当たって一回転する選手、そして弾き飛ばされコンクリートまで飛ばされる子。
球技で意図なしにぶつかった結果とは到底思えない残念な試合でした。
Bチームはそのまま素直にプレイすれば強いチームで素晴らしいと思っていたので、
もっと迫力なる素晴らしい試合になったことは間違いないのに・・。
そしてプレイ以上にもっとも残念だったのが、保護者や指導者の選手への罵声でした。
更に輪をかけて残念だったのが、審判です。
必死に抵抗するTチームの子供たちには指導が入ることはある意味当たり前のプレイでしたが(PKなども2度ほどありました。)相手のもっと危険なやり方には一度も指導は入りませんでした。
あれは審判がしっかり危険行為を見極めて指導していくべきだ。と感じました。
小さい体でこれから成長する子供たちのスポーツにといては、危険を承知でするスポーツであってはならないし、あれでは心もゆがんで行ってしまう。
結果は3-1でBチームの勝利。
見ている方としては、指導者と保護者そして審判 に後味の悪い試合でした。
************************************************
スポーツは勝利する事にとことん追求する必要があります。
その貪欲な姿勢は子供たちにとても必要な「意識」です。
戦略には戦略で勝っていく。
それを遊びのように楽しみながら組み立てていくことが、「考える力」にもなって、それがさらに生きる力に結びついていけるのです。
私がスポーツメンタルを大事にしているのは、ただ感情的や押さえつけでプレイするのではなく、
選手はコーチで分析して、自分自身の得意・不得意を知り、そしてどう立ち向かうか考えることです。
その方法を学ぶ場所です。
子供たちにはそういうスポーツを大人が伝えていくことが大事です。
「相手を蹴落とす気持ち」「相手を傷つけても勝利する」ことを小学生の年齢でプレイとしてあっていよいのか・・・!
そこに勝利を覚えた選手は、これから先もずっとそのような方法で人生も歩むでしょう。
スポーツが感動を与えるのは、相手を称賛する気持ち、「スポーツマンシップ」があってこそ、
美しく、感動を与えるのです。
本来はトップを目指す選手にはその精神は全く通用しません。
それは本物ではありません。一流を目指すなら、そのような気持ちを持ってはつぶれてしまいます。
「自分のよさ・得意とするところを出すプレイ」を知る、そしてそのプレイを活用する。
それから生まれる戦略を練る。
それこそ、真の逆境を乗り切るスポーツをしていける子どもに育つ。
勝利主義であるなら、なおさら です。
ゲームには負けても、そのスポーツマンシップに基づいた人こそ、それが成功であるという事も
しっかり大人が伝えることでしょう。
競技性であるスポーツが
人格形成に良くも悪くも大きな影響を与える
子供のスポーツではその影響が創造以上に大きいため、 指導者や保護者である立場の大人が経験から伝える良い場所です。
そしてスポーツはルールや審判がある公平な場所ですから、それがかなうのです。
負けたTチームのコーチは、
「相手がどんなプレイをしてきても、負けは負け。 責任はすべてコーチだ。今日悔しかった気持ちを無駄にしないで、あの様なプレイにも勝利できるよう、自分たちは高い技術で勝っていこう。」
と指導者としても人間としても素敵な言葉で選手たちをねぎらったそうです。
この敗退は、きっとTチームの子供たちに「心の成長」があった試合となることができたなと感じます。
これこそ、真のスポーツのありかただと感じます。
この悔しかった気持ちこそ、更に子供たちが強くする経験。
でも・・勝利したチームは何が得られたのかな・・と残念に思います。
私たちは子供たちにスポーツをどうしてさせるのでしょう。
私たちはどうしてスポーツをするのでしょう。
オリンピックで金メダルを取るためですか??
それとも・・・・?
どれが答えでも、子供のスポーツの現場が大事にしたいことは同じ!!
小さいときには小さいところのスポーツのやり方を持って
はじめて成長した時にそれが発揮できる。
私が考えるスポーツのあり方(遊具ママブログにて)
http://yuugumama.com/archives/404/