母は悩む。
小さいこのを手を今ぐいと引っ張るべきか
それとも今この手を離す時なのか
たぶん正解なんてないのだと思う。

でもいつかこの子が巣立つ時、
「失敗の経験という宝」をたくさんプレゼントできた母が
心からこの手を思い切り離せるのだろうと思う。

だからいつか隣に立って共に歩かなくなる時までに
「今隣に寄り添って歩く事ができる時にこの小さな手をちょっとだけ離す」勇気を持とう。

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