外遊びができないなら「塾」はやめてください!~ふわりんの子育て~
こんにちは!
ふわりんです。
塾が必要な子もいるかもしれないし、
必要でないかもしれない。
それはその子が決めるべきだと思う。
私は塾を通わすのに一つの「約束」をして
ムスコに通わせています。
今日は私の子育てを話します。
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ある日のこと。
その日は学校も早く終わっため、
外でたくさん遊べる日でした。
ところが!
帰ってくるや否や、塾の宿題が終わっていない・・!と
机に向かい始めました。
こんなに晴れているのに・・・!
外で遊ばないの?
もったいないなぁ~・・。
そう思いながら息子の様子を見ていましたが
一向に終わりません。
どうしてこんなに時間がかかるのか宿題を覗いてみると・・・
あらら~。
ちょっと難しいのねぇ~・・・。
たしかにこれは時間がかかりそう!
4年生の復習も一通り終わり、
塾の宿題では少し難問の文章問題が
いくつも出されていました。
基本的に宿題で全問クリアしていきたいムスコ。
先週もほんのすこーし「助け舟」をだしたり
「ヒントになりそうな、なにげない言葉」をかけて
その宿題はクリアしてきました。
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その日も、先週と同じで一問一問、かなりの時間がかかっている様子。
「これじゃあ、塾までに終わらないよ・・・・!
約束したサッカーができない!」
普段以上に苛立っていました。
窓から校庭を見ると、
上級生のお兄ちゃんたちも、仲間たちと一緒に
サッカーボールをけっていました。
「あ~!早く行きたい~!」
集中はさらに半減です。
そして焦るばかり。
私はその様子を仕事をしながら黙って見ていました。
これ以上宿題を取り組んでも成果はあがらないな。
「外に行きたいんでしょ?
遊びにいっていいよ~!
今日は宿題忘れでいいです。
だから外で遊んできなさい!」
するとムスコ。
「いやだ!宿題忘れなんて絶対いやだ!
ママがなんといってもこれをしてから行く!」
息子は猛反発。
遊びたいのに、いつも絶対に宿題をしていた彼の
プライド許さないのです。
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そもそも 塾に行きたいと言ってきたのは息子のほうでした。
私も夫も、中学受験をしないなら、塾はいかなくてもいい、と考えています。
「子供は遊ぶことが大切な仕事なの。
学校でしっかり勉強してくればそれでいいの。
どうしても行きたいなら塾の宿題のために
外で遊べないとかいうなら塾をやめてもらうよ。」
と約束していました。
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そしてその日はなんて良い天気♪
その日に外で遊んでいないなんて!
完全にパパとママとの約束違反です!(笑)
それでも断固として宿題をやるというムスコ。
かといって、イライラが直る事はありません。
外で遊びたいし、早く宿題を終わらせたい。
でもうまくいかない・・。
焦れば焦るほど、問題は解けない。
「こんなに集中していないで勉強しても、時間がもったいないよ。
今日は塾の先生に宿題を忘れますとママが伝えるから、
今後は今日が最後になるように、自分でどうすればいいか考えなさい。」」
そういって、塾へ今日は息子が宿題を忘れます。と電話で担当の先生にお伝えしました。
プライドの高い息子は不本意ながらも
その日は宿題忘れをする事が決定し、
しぶしぶ外に遊びに行きました。
校庭を覗くと
水を得た魚のようにニコニコして
仲間とボールをけっていました。
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そして、あれから1週間・・・。
ムスコは今日も塾。
いつものように帰宅後、
「今日はもう宿題終わったよ!
だから今日はギリギリまで遊べる~!」
聞くと、土日の隙間時間や朝の時間を使って終えたのだそう。
意気揚々と、外へ遊びに出かけました。
うん!それでいいぞ~♪(^^)/
自分でしっかり考えられたね!!
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小学生のうちに!
我が子にも、レッスンの生徒さんでも、
小学生のうちに身につけておきたい事がある。
★自分自身の「質が高い取り組み方」を知る。
⇒決まりを守る事は大事です。
でも、それ以上に質の良い取り組み方は何だろう?と気づいてもらいたい。
だらだら勉強や、気が散った中の勉強なら外で元気に遊んでいた方が数段その子にとっては良い過ごし方♪
★自分自身で考えて「時間を組み立てていく」事を身につける!
⇒子供自身が考えない中のスケジュール管理は、考えない子を作ってしまう。
自分なりに、計画して行動する力を身につけておきたい♪
★自分の今持っている能力をしっかり気が付く!
⇒その子が時間がかかってしまう能力でもOK!
わからない事があってもかまいません!
大事なのは、自分が与えられた課題が自分ならどのくらいでおえられるのか知っておく。
まずはその自分の能力を知っていくべき。
この宿題がどれだけ時間がかかるの?
この難問は、自分の能力ではどうなのか?
それを知って、計画を持って取り組む事がとても大事。
いつも母が手伝って完成させていては、本当にそのスキルは学べない。
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それにしても、ママが「宿題を忘れてもいいよ!」
なんて一般的におかしいですよね。
ムスコには、ママが何を伝えたいかは話しました。
塾の先生は、いつも我が家流を通していますが、
「小島家の考えがあるので!協力しますし、僕たちもそう思います。」と
理解して下さっています。
有難いですね。
本人には、「宿題忘れをしてもいいよ!これで最後。」と通告。(笑)
「次あったら、今度こそ塾をやめてもらうよ~!塾の宿題のせいで外遊びができないなんて
ありえないからね!」と。
「わかっているよ・・。もうあんなヘマはしないから。」とムスコ。
これから、大人になって「物事に取り組む」時、この学びが役立ちますように・・・。