悔しい時こそ考える!~今僕ができること・・~
こんにちは♪ふわ凛♪です。
今日は我が家の子育てから・・・。
我が家の小3の息子。
3年生で2チームに分かれて区大会に出場した。
チーム分けが発表されたときに、彼はノートに
そのチームの名前を全部書いた。
彼はオレンジチーム。
「う~ん。うちのチームはちょっときついな。
どこのポジションになるのかな。」
かれは、サッカーノートに書き始めた。
それから次の練習で、今大会そのチームのキャプテンに任命された。
オレンジチームのチームメイトにはいろいろ思いがあった。
みな一人一人、悩み・葛藤がある・・様だった。
あるとき、練習でオレンジとブルーの対決をした。
区大会、決勝前日、この両チームの対戦だった。
それは、前章戦でもあった。
そして、オレンジはボロ負けをした・・・。
練習から帰ってくるや否や、「だめだ!これじゃ、圧倒的に負けるよ!なんでだよ!」
少し投げやりに、吐き捨てた彼。
チームが思い通りに機能していないのだそう。
それもそのはず、3年生の軸となる守備と攻撃があちらのチームはそろっている。
そして、こちらのチームにはつい2か月前に入部したメンバーが二人もいる。
そのメンバーをしっかりサポートしたくて、その子たちと共に
自分がその役割を果たしたくて、試合と向き合ってきた。
気付いたら、決勝まで来ていた。
そんなオレンジチーム。やはりブルーには追いつかないのか・・。
彼の無念が伝わった。
ここまで、投げやりになる彼は、あまり見たことがない。
それだけ、いつもの彼は冷静で忍耐強いところがあった。
だから、この悔しさはよほどだったのであろう。
そんな投げやりな彼に、私は鬼になって一喝した。
「あなたは、チームでどんな立場?」
「キャプテン」
「キャプテンはこういう時どんな役目をするの?」
「・・・」
「あなたが投げやりになったら、必死でついていこうとしているチームメイトはどう感じる?」
「余計にブルーになっちゃう。」
何か考えている様子。
「ね、今誰かを責めたい気持ちとかあって怒っているの?どうして怒っているの?」
「責める気持ちはない。でも、連携が全然取れない。このチームが力が足りないなら、ぼくがカバーしたかった。」
「したかったけど・・・できなかった・・・」
「そうなんだね。では、今の悔しさから自分が何ができるか考えてごらん。その怒りを、どうやって次に変えていくといいのか自分で考えてごらん。こんな悔しいことを経験した「今日」こそやれることがない?
きっと今オレンジチームのみんなは悔しい思いをしているはずだよ。」と言って、彼を一人にした。
彼は、ノートを取り出し、なにやらスラスラ書き出した。
そして、卒園アルバムを引っ張り出して、チームメイト数人に電話をかけ始めた。
「あのさ・・今日ボロ負けしたじゃん。あそこさ、こうなっちゃうよね。どうすればいいかな。」
「ぼくが、ここに出すから、フリーで待ってて」
「守備を一人でカバーしなくていいよ。僕もフォロー入るから、一人でがんばらないで。」
「明日の決勝、絶対勝とうね。」
電話のチームメイトのポジションに対応したその会話は、相手はどんな受け答えをしていたはわからないが、
たしかに、子供たちの「勝ちたい!」の思いの子供たちの「形」だった。
戦略がいいのか悪いのかって、それは私にはわからない。
でも、それを彼らが考えていくことに価値がある!と私は思う。
それを側でじっと見つめていて、母としジ~ンとくるものがあった。
がんばれ!がんばれ!いっぱい悔しい思いをして、いっぱい考えて・・・
そして、その考えた末の行動が、未来の君を作っていくんだよ!
そして、いつかこの「悔しい気持ち」が大きな力になったとき、
「あの悔しい気持ちにありがとう」が言える日が来るはず!
結果はどうであれ、彼の人生で「悔しさ」を「形」にする一つの方式を
学べたことに、今は心から感謝。
今日も、ふわふわ~っと、そして凛と・・。